安堵霊タラコフスキー

トイ・ストーリー4の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
3.7
3でトイストーリーとして描くべきものは描き切ったと考えていた身として、他に何を描くんだろうと思いつつ見に行ったわけだけど、テーマはそこまで悪くないと思いつつも複雑な気分にさせられた。

詳しくはネタバレコメントで触れようと思うからここでの言及はざっくりにするけど、前作までのとある悪癖が改善されていた点やある意味でテーマが今日の人間社会を象徴していた点は良かったとはいえ、ウッディが哀れになる描写とかちょっと不快に思えるキャラの描き方も目立ってしまっていたから見ていて顔が歪むことも多々あった。

自分が他人の評価とかネタバレをある程度知っていて覚悟して鑑賞したこともあり、世間的な評判より悪印象は抱かなかったものの、何の前情報も無しにあの終盤を提示されていたら自分でもそこそこ落胆していたろうと思うから、この作品を見てファンが気分を害する気持ちもよくわかる。

でもアカデミー賞を受賞した懐かしのブリキのおもちゃがカメオ出演していた点は、ピクサーの短編が好きな身として嬉しかったかな。(そういえば今回本編前の短編も省かれてて、それもちょっと残念だった)

というか前から疑問に思ってたけど、意思を持つおもちゃの基準って何だよ?