【作品メモ】
仲間想いのウッディが、
仲間のためではなく、自分のために大きな『決断』を最後に選択する映画。
今作で、
新しく登場するおもちゃたちの表情や個性も本当に魅力的で、ストーリーの内容関係なく、世界観に引き込まれてしまう。
ただ個人的には、おもちゃの個性攻めという印象で、内容的には『今まで積み上げてきたものを根本的に崩していないか？』と感じる部分も。
根本的な箇所は、
ゴミで作ってしまったキャラクターが動き出してしまうこと。
子供とおもちゃの関係性や、
関係性の変化をコンセプトに掲げていた中、大人になることで、おもちゃそのものが『代用品』や『不要品』というレッテル(現実)と向き合うことになっていく。
【トイストーリー3は上記の『代用品』というテーマを最大限に活かしている】
人間の生きてる世界、
おもちゃ視点からの現実の世界、
この2つで統一してきた作品にも関わらず、『トイストーリー4』で、ゴミで作ったキャラクターがいきなり動き出してしまうと、おもちゃ視点を利用した世界観の魅力が半減してしまい、【何でもあり感】という印象が生じてしまう。
