【人は見た目が9割】
あーズートピアね。(違う)
凄い話題だった映画なので見てみました。
18分。
ありがちといえばありがち。
けれども、なかなか深いメッセージ。
おそらくですが、こういう経験がある人ほど泣ける話なんじゃないかなと。
ストーリーは子豚ちゃんが暗闇から街を守るダムキーパーという仕事をしていて、その職業柄いつもちょっと汚れてる。
その職業と、豚という種別から学校ではいじめられる存在。
そんなとき転校生のきつね君がやってくる。
そして事件が起こり…
という短編映画。
人と言うのは悲しいかな人を見た目で判断してしまう。
どんな職業についてるだの、顔や体型がどうだの…
自分と他人を比べることで自分の地位を無意識に守っている。
金子みすゞじゃないけど、みんな違ってみんないいはず。
でも、そんなことはみんな知っていて、知ってるんだけど、やっぱりいつの間にか差別をしてる。
もはやそれは人間のDNAに刻まれた悪しき文化なのかもしれない。
可愛くてあったかいタッチな絵なだけに扱ってる内容がなかなかヘビーなので、泣ける人は号泣すると思います。
最初と最後のナレーションがあるものの、全編を通して会話がないというのも乙。
きつねも人を騙すと言われているから動物の中ではあまりいい扱いを受けないことが多いけど、果たしてこのきつねはどうなのか?
ひとつ言えるのはしっぽがふさふさで可愛かった。
個人的にはナレーションで終わった部分のバックグラウンドも描いてくれるとなお感情移入できた気がするなぁ。
そこを省いてるのがいいのかもしれませんがw
2017.6.27