氷雨水葵

呪い襲い殺すの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

呪い襲い殺す(2014年製作の映画)
3.6
2023年42本目

製作にマイケル・ベイがいると聞いて

◆あらすじ
ある夜、レイン(オリヴィア・クック)の友人デビーが自殺する。

レインはデビーの死を不審に思い、デビーが使っていたウィジャボードで霊との交信を試みる。

だが、レインは邪悪な’’何か’’を呼び覚ましてしまい―――。

◆感想
欧米版こっくりさんを題材にしたオカルトホラーを初鑑賞。

製作にマイケル・ベイ&ジェイソン・ブラムがいるとなれば観るしかない!こちらも『悪魔の棲む家』と同じくタイトルは知っていたのですが、如何せんダサい邦題に惹かれなくて観るのを渋ってました。週末、暇な時間を持て余していたので、覚悟を決めて(決める必要ないけど)鑑賞。

思ったよりは楽しめました。適度にドキドキワクワク感がありますし、びっくり演出もちょいちょいあって好きな感じ。カメラワークも所々ドキッとさせるから高評価。ホラー演出自体は少なめなので、あっさりホラーを探している人、ホラー耐性ない人にぴったりの作品。考察とか必要ないし、ちょっとした暇つぶしにおすすめだと思います。

ただ個人的には、主人公のレインが「デビーのことをウィジャボードに聞いてみない?」「ウィジャボードのせいで死んだのよ」みたいな、謎にウィジャボードに固執している感じがして「んんん~??」って思ってしまいました。ただの遊びなはずなのに、よくそこまで言い切れるね。

こういうホラー映画でよくある、チョークとかクレヨンとかがコロコロ転がってきて、幽霊が意思疎通図ってくる演出が地味に好きなんですけど、分かる方いますか?(笑)
『アナベル』シリーズとかでもありましたが。

そして、まさか『インシディアス』シリーズのリン・シェイにこの作品でお会いできるとは。ホラー映画の常連だと最近気づいたので、前情報なしで登場すると謎に嬉しい。『インシディアス』では超能力持ちの優しいおばあちゃんで、『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』では少し狂気的なおばあちゃんでした。まぁ本作は後者に近かったね。
ラストは割と腕力勝負&燃やせ!な展開であっさり決着がつきましたが、そこで終わらないのが海外ホラーよ。

89分という短い尺にちょうどよく収まるスピーディな脚本だったと思います。退屈せず最後まで観れますし、程よくドキドキ感を味わえるかと!
ただ、友人たちの死に方がシンプルすぎるというか、もっとバラエティに富んだ死に方にしてほしかったところ。
氷雨水葵

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