幕が上がるのNORAのレビュー・感想・評価

演劇に青春をかける高校生たちの成長という物語を通して、それを演じるアイドルたち（ももクロ）の成長、そしてそれを撮る本広克行監督の映画人生をも照らし合わせるという、二重三重のメタ構造を持った作品として観ると非常に興味深い。もっとも、そんな穿った観方をしなくとも、青春映画として、あるいはアイドル映画として、日本映画史に銘記されるべき傑作なのは間違いない。観終えたとき、あなたはきっとももクロが大好きになっているはず。