言葉の壁、文化の壁、国境の壁
様々な壁が人と人とを隔てている。
まるでサイレントかってぐらい言葉を使わずに、それでいて雄弁に物語る。こういうの実に上手いと思うんです。主人公の置かれた状況に思わず息を呑んでしまいます。緊張感あるなあ
不要なシーンは取っ払っているけれど、見えない戦場だけは、しっかりとそこに横たわっている。それが実に不気味でした。常に、死が手招きしてるようなドキドキがありました。
ハッピーエンドなんて微塵も感じさせない少年の圧倒的な無力さと、登場人物たちの過酷な状況。ラストまでまんじりともできませんでした。
人は解り合える、そんな祈りにも似た感情が武骨に伝わってきたような気がしました。
なんだかどっと疲れました💦