なちゅん

ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたちのなちゅんのレビュー・感想・評価

4.3
静かな名作と言えると思う。
緩急がないので序盤は流し見になってしまっていたのだけど、途中からぐんぐん引き込まれる。
台詞は最小限に留めて、三者三様にそれぞれの母語を話す。決して心が繋がれていくわけではないけれど、ささやかな結束が結ばれていく。

ラストはどう捉えればいいのか…
この状況でハッピーエンドが望めないのは今の世界が狂ってるせいだと思いたい。
なちゅん

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