このレビューはネタバレを含みます
車が空を突っ走る！？
車の常識を書き換えられるワイスピシリーズ7作目！
最後ばかりがフィーチャーされる本作ですが、本編も十分充実した内容となっています。
冒頭にも書いた車が空を飛ぶシーンも幾つか見受けられる他、カーチェイス、ストリートレース的なレースシーン、肉弾戦等々、私たちがワイスピに求めるものがこれでもかと詰め込まれています。
要はワイスピの玉手箱ですね！最高じゃないですか！
ジェイソン・ステイサム演じるデッカードの存在感も計り知れず、ファミリーを追い詰めていく過程には説得力があります。
ただ懐妊ネタは2度目であるため、新鮮さがないばかりかくどさすら感じ、レティの記憶復活もご都合感が拭えませんでした。
そういった細かな気になる箇所はあるにせよ、最後の愛に満ちたシークエンスが観られるだけで本作は名作だったと断言したくなってしまいます。
過去のシーンを一気に流し、ウィズ・カリファの『See You Again』に合わせて分かたれた道に進んでいく。
撮影中に亡くなってしまったポール・ウォーカーへの粋な演出、これ以上のものはないでしょう。
そして、ここからはドミニクと二大巨頭だったブライアンが表舞台からは足を洗った上で、話が進んでいきます。
ファミリーもそうですが、私たちも大きな喪失を抱えたまま鑑賞することになりますね。
スピンオフは間に合わなそうなので、取り急ぎ本編2作品を鑑賞して、最新作に臨みたいと思います！
