ここ最近のパチーノ様の映画の中ではかなりのアタリだと思う。まだまだ現役であることを見せてくれた。やっぱりパチーノ様はスターだった！「老いた」なんて言わせちゃだめだよ！ゴールデングローブ賞の主演男優賞にもノミネートされていたなんて。
ヤク中、アル中、女好きのロックスターが人生を見つめ直すお話。そして、この映画で欠かせないのが、ジョン・レノンの存在。劇中流れてくるimagineやLOVEといったジョンの曲が心のトゲトゲを取ってくれるように優しく流れてくる。
パチーノ様をサポートする親友&マネージャー役のクリストファー・プラマー、パチーノ様と良い感じになるホテルの支配人役のアネット・ベニングなど脇を固める人たちもとても良かった。そして、多少強引なやり方ではあったけど、なおざりにしてきた家族とわだかまりが解けていく様子も心温まった。ラストシーンの見せ方も見事で泣きそうになってしまった。
パチーノ様、また人間味溢れる役をやってほしい。どんなに歳とってもパチーノ様の映画をわたしは見続けるので、末永く現役で活躍してください。
