スノーデン氏を題材にした映画が製作されると聞いた時に、一応観るけど面白いかな?って思ったんです。
絶対にスノーデン氏を悪くは描かないだろう…史実に基づくというだけで真実が100%ではないんだろうな…と思いました。
僕は映画にジャーナリズムを持ち込んだ作品はあまり好きじゃないです。
じゃあ何でこの映画を僕が観たかと言うとスノーデン氏は立派なタブーですよね。
そのタブーにどれだけ斬り込んでるのかが知りたかった。
それと現実世界でスノーデン氏が告発した事は無視できないし、啓発という意味も込めて観ておこうと思いました。
で、感想ですがスノーデン氏の人物描写を良く描きすぎな気がしました。
実在の人物の筈が映画の中のヒーローの様な存在に描いたのは、ちょっと違うんじゃないだろうか。
それとスノーデン氏が告発したのって、ちょっと弱くないですか?
米政府がやった事を証拠と共に告発した事に意味はあるんでしょうが、ちょっと弱いですよね。
正直、盗聴、盗撮、情報操作なんて、そんなのやってるだろって思いましたから。
この映画で描いてないスノーデン氏告発を受けて米政府の状況だったりロシアの暗躍だったりが観たいんですよ。
せめてスノーデン氏がロシアでどういう暮らしをしてるのかは見せないと納得できないです。