スノーデンのDuhbeのネタバレレビュー・内容・結末

　2013年としたら、中学2年生だったと思う。その時代に、日本が東日本大震災で騒いでいる間に、同等の、しかも自然災害ではなく人災の事件が起きていたとは知らなかった。そしてそれを恥じている。
　CIAやNSA等がアメリカ全体の、世界全体のインターネット活動を個人ひとりひとり監視していることを告発したスノーデン氏を追った映画。場面が変わるたびに日時を載せてくれていたので時系列もはっきりと分かり、内容は把握しやすく展開もスピーディーで良かった。
　完全監視社会はやがて独裁、個人の自由の侵害につながると言われているし、それは確かだと思う。しかしそれは監視しているということを”秘密裏”に、そして本来とは違う目的の為に情報を利用することが問題なのであり、完全監視社会にも利点はあると思う。全人口の生活の安全性は保障されるだろう。
しかし、その”道具”を大義をもって堂々とつかいこなせないのなら手を出すべきではないなと思った。