きゃん

本能寺ホテルのきゃんのレビュー・感想・評価

本能寺ホテル(2017年製作の映画)
3.4
不思議なエレベーターに乗って戦国時代に迷い込んだヒロインが、“本能寺の変”前日の織田信長と知り合い、歴史の謎に迫っていく姿を描いた作品。笑えるとこらがたくさんあって前向きな作品。

婚約者の親の金婚式を祝うために京都を訪れた繭子は、偶然たどり着いた本能寺ホテルに宿泊することに。なんとそこはエレベーターが1582年の本能寺に繋がる不思議なホテルだった。訳がわからないまま本能寺ホテルと安土桃山時代の本能寺を行き来し、信長や信長に使える小姓・森蘭丸と交流を深めていく繭子だったが…

家臣から冷酷非道なお館様と恐れられている信長の本当の想いが、繭子との交流を通して明かされていくのが興味深かった。織田信長の生き様かっこ良すぎます。町人の間で流行っているという「振り振り毬杖」という遊びを、信長が家臣とやるシーンが微笑ましくて温かかった。
自分のやりたいことが見つからず悩んでいる繭子の背中を押してくれる信長の言葉には見ている方まで勇気をもらえた。
濱田岳が演じた森蘭丸のキャラが面白くて楽しませてくれた。
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