彼氏が誕生日の日、お祝いしようとお食事を作ったのに、仲間のサプライズパーティーに飛んでいってしまった。
悪気はない
そのままうちに戻らずどこかの女友達の家に泊まったらしい。
同僚は、彼氏とのことを話すとあり得ないと言うが、わたしは何がだめなのか分からない。
それが虚しいことなのだということを。
でもなぜだかわからないけど、私は、彼の私を見ていない、どこを見ているのかわからないようなあの目がスキ
この監督の「空の味」は、摂食障害を抱える女の子のお話だったが、あれと同じく誰かと一緒にいても、内面世界に入り込んでしまうようなあの女の子とも近しい。
私から見れば、風がふっと吹けばいつのまにか壊れてしまいそうなそんな繊細な主人公だけど、実際はこの手の女の子こそ案外たくましく生きられるのかな。