このレビューはネタバレを含みます
贔屓のモリーナと、MCUのハルクで好きになったマーク・ラファロが出演しているということで見ました。
基本前情報を入れずに見るタイプなので、最初病気がなにかわからなかったのですが、途中からエイズの話だと理解。
まだゲイも世間的にはあまり認められておらず、エイズが未知の病気だった頃の話。
そんな中立ち上がり、戦う男たちの話で、マーク演じるネッドは少し攻撃的な1面がありつつも、過去に自分が異常者だと思い込んでしまった過去に縛られる弱い一面もある感じで、見ていて応援したくなる感じでした。
そして、その攻撃性からネッドが兄弟であるベンとも喧嘩別れしてしまい、組織の仲間からも追い出され、恋人とも関係が壊れかけていき、どんどん孤立していくのがまた見ていて辛かったです。
ただその主張の強さは、彼の確かな知識と頭の回転の早さから来ているのだと見ていると分かります。
出る杭は打たれるとでも言うのでしょうか……彼の意見は確かに正しいのに、それを世間一般が良しとしないんですよね…。
全体的に辛いシーンが多い作品。
エイズで亡くなった仲間がまともに埋葬して貰えなかったり、政府陰謀論が出たりと、今のコロナと重なる部分もあり、2014年にこういう映画が作られていたことが感じるものがありました。
贔屓のモリーナは、贔屓補正が入っているとはいえ、やっぱりかっこいい……
頑固なところはありますが、兄として弟に寄り添おうとする姿は最高でしたし、ラストシーン彼からハグしに行くのがすごく良かったです(T▽T)
推しのマーク・ラファロと贔屓のモリーナが兄弟役で、それこそハグするシーンとかは俺得でしかありませんでした(TT)
フェリックスも冒頭超イケメンですし、ネッドを最期まで愛し支える姿はとても素敵でした。
絶交していた兄弟のよりを戻し、ネッドの心を救った彼はまさにエンジェルでした。
病院のシーン、大好きです。
ジョナサン・グロフもいるということで活躍を楽しみにしていたんですが、冒頭でいなくなってしまい、そこだけちょっと残念。
マーク・ラファロ自身もプロデューサーとしてこの映画に関わっているんですね。
彼のことがより好きになりました。
この映画に出会わせてくれたモリーナにも感謝です✨