伊勢谷友介って最近、中ボスの役ばっかりしてるな～と感じるのですが小物感でなく中物(ちゅうもの)感？
それはさておき『MOZU』の見方としてはうちの奥さんは｢キャ～西島さーん!!( ˃̶ω˂̶ ૃ)｣なだけで、曰く東×倉木＝長谷川博己鬼畜攻め×西島秀俊血まみれ受けをひたすら楽しむＢＬ作品としての価値しかないらしいですが、TVシリーズ全て見た以上完結編である映画を一抹の不安を覚えながら見たのですが、やはり不安は的中しました。
映画で完結商法のTV映画の御多分に漏れず完全な蛇足、要らない話しでした。
正直TVシリーズで話しは完全に終わっていて無理くりひり出した話し。
｢ダルマ｣の謎とかが明らかになる、が売りと言うかそれで引っ張る感じですが、そもそもMOZUの｢グラークα作戦｣｢ダルマ｣は原作小説には登場しない所謂マクガフィン(余計かも知れませんが一応説明しますと「マグガフィン｣とはスパイ映画のマイクロフィルムとか何かよく分からないけど重要な物で皆がそれを奪い合ったり戦ったりする物。あくまでも話を回す為に在る物でそれ自体に大した意味は無い)でそれをめぐって皆がああでもないこうでもないとしてる状態がお話しとして面白いのですし謎解きとか答えとかを求めてる訳ではないのですよね。
フォロー先アカウント様がエヴァンゲリオンの最終回みたいと仰ってましたが、確かにエヴァも人類補完計画と言うマクガフィンをめぐる話しで、謎とか広げた風呂敷の畳み方としてエヴァTV版最終回と『劇場版エヴァンゲリオンair/まごころを君に』のやり方、あんな感じでいいや、と言いますか安易なまとめ方で終わらせたと言う感想です。
あとTVシリーズでもそうだったんですがダークナイトが皆好きなのは分かるんですけど余りにも露骨な真似っ子が多くてこの映画版でも東が車に乗ってロケット砲撃ったりしますが、もうちょっとオリジナルな少しは自分達でアクションシーンなり何なり考えましょうよと思うんです。
MOZUは『ツインピークス』と同じく｢答えがない｣って事が魅力の作品だと思っているので映画版は要らない答えの不必要な説明回、最終回でした。
