じゃっく

猫なんかよんでもこない。のじゃっくのレビュー・感想・評価

猫なんかよんでもこない。(2016年製作の映画)
3.5
はじめに言っておくけど、映画として質の高いものじゃない。そりゃ脚本とか構成とか難しい話をし始めたら雑な部分が目立つから。
でも、そんなのどうでもいいんです。理性も涙腺も崩壊しました。もうだめだ。ティッシュが足りない。動物を愛したことのある人は観ちゃだめだったんです。


動物を愛する者の心に深く突き刺さるものがある。彼らの存在がどれだけぼくらにとって大きいものなのか。彼らはぼくらの心の中に生き続けるし、永遠の家族であることに変わらない。

ぼくが物心つく前から我が家には犬がいた。最初の犬が死んだのがぼくが10歳の時。ぼくは初めて死というものに触れた。愛犬が息を引き取るその瞬間、すべての思い出が、比喩とかじゃなくて、すべての愛犬との思い出が目の前に広がった。一緒に遊んだこと、一緒に寝たこと、一緒にご飯食べたこと、一緒にいたずらしたこと、一緒に散歩したこと。何から何まで全ての愛犬との思い出が。ずっとぼくのそばにいてくれた。それだけでよかった。それがぼくの幸せだった。レイが遺してくれたもの、それがいまでもぼくのすべてだから。


「クロちゃんと一緒に過ごした時間、楽しかったでしょ? 幸せだったでしょ? それでいいんです。」

※茉優ちゃんは猫よりも可愛かったです。
じゃっく

じゃっく