あくとる

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのあくとるのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

【2019/5/29 コメントにて追記】
※本文は一切変えずそのまま残しています。
※スコアは4.0→4.7へ変更。
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マーベル映画でここまで絶望的な気持ちにさせられるとは…
死ぬかと思った(自分が)。

今までのマーベル映画を見ているときの"安心感"つまり「超強い敵が出てきたけど最終的には勝つんだろう」という考えをことごとく裏切る作品。
「まぁ、いくらサノスが強くてもストレンジのタイムストーンがあるからなんとかなるんだろう」とか「なるほど、ソウルストーンの入手に手間取っている間になんとか倒す方法見つけるのかな」というような素人の展開予測は完全に叩きのめされた。

相変わらずルッソ兄弟の描くアクションは本当にかっこいいし、これだけたくさんの登場人物をそれぞれ魅力的に描き、各ストーリーをよくまとめたという手腕には感服あるのみ(ソーが斧をつくるくだりはちょっと蛇足に感じたけど)。
特にガーディアンズの面々とソーやトニーたちアベンジャーズの化学反応は想像以上の楽しさ。

正直キャップが影から現れるあのシーンだけで体が震えたし、ことあるごとに泣けた(みんな死ぬフラグ立てまくり)。
今までのマーベル作品を見てきたファンにはたまらなくエモーショナルな作品であるのは間違いない。

ただ、今までのマーベル作品のなかでも最も続編有りきな一作なので、正直現時点では絶賛するようなテンションにはどうしてもなれない。
この内容ならタイトルはインフィニティウォーpart1のままにすべき。
続編だと興業収入が下がるからしょうがないのはわかるが、さすがにこの一作だけで成り立っているとは言い難い。

その他
・ワカンダのテーマが流れるタイミングが最高!
・予想以上にジョークが多かったのはジェームス・ガンの功績?
・まさかアイツが生きてたとは…
・すっかりコメディリリーフと化したバナー
・ヴァルキリー出てこなかったけど死んじゃったの…?
・クラグリンどこいった

少なくともあと三回くらいは劇場で見るはずなので、今はこんなところ。