海水

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカの海水のネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

MCU13作目。
キャプテン・アメリカ単体作品というよりもアベンジャーズの続編のような内容だった。
これまでのように人類の敵を倒して一件落着となるのではなく、ヒーロー映画なのに倒すべき巨悪が存在しない異色のストーリー。これまで直接的には描かれてこなかった「ヒーローの戦いが原因で犠牲になった人々」の存在が重くのしかかってくる。
楽しくて爽快感のある内容ではないが、アベンジャーズの物語に深みが増したので良かったと思う。アベンジャーズ前2作のような内容を単純に繰り返してもマンネリになるし。
トニーとスティーブの間のわだかまりは完全に消えていないエンドだったけど、これからどうなるのかなー。
ローズ大佐が重傷を負い、戦えなくなるどころか日常生活もままならなくなるほど深刻な後遺症が残る展開には唖然。MCUのストーリーで、レギュラーキャラが不可逆的な負傷により戦線離脱するようなことが起きるとは思ってなかったので結構ショック。
二つに分かれたアベンジャーズが入り乱れての戦闘シーンはめっちゃ面白かった。人数が多いから「この人はどっち側についてるんだっけ?」と見ていてちょっと混乱したけど。
ブラックパンサーとスパイダーマンの初登場はこの映画なのかー。スパイダーマンの今時の若者感がアベンジャーズの中では際立ってフレッシュでかわいい。
ウィンター・ソルジャーは『ウィンター・ソルジャー』での「正体不明の戦闘マシーン」みたいな戦闘スタイルがカッコイイな〜と思っていたけど、今作ではその感じが薄れていて、戦闘面では結構普通で地味な印象になってたのが残念といえば残念(周りが濃すぎるのもある)。
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