koyuki646

ブラックパンサーのkoyuki646のネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

マーベルとはご縁が無かったのに、あまりのビジュアルのカッコ良さに、公開当時、何度も足を運びました。

とにかく、なんでもかんでもかっこいい。
テクノロジー、風景、歴史や伝統を重んじる生き方、無駄の無い美しい身体。

圧倒的な身体能力にプラスして、素晴らしい知性を持った文明国家であることに、とってもとっても惹かれる。静と動の共存。
ただの、ドンパチするアクションだけではなく、国を治める王の苦悩や、平和を守るためにはどうしたら良いのか…どの人種、地域にも関係があって、物事の大小の違いはあれど、普遍的なテーマが流れているように感じた。
救える術を持ちながら、そうはせず、ただただ時間が流れていくのは、きっと今の世の中も同じなのかな。

ティ・チャラの正しくあろうとする姿、ドーラ・ミラージュの忠誠心、かっこいい。
伝統的な衣装も素敵だけど、ドレスアップした姿はしびれる‼︎
ロス捜査官もよかったしね。
敵=クロウ=悪 だけの簡単な図式ではなく、キルモンガーにとっての敵はなんだったのか、ティ・チャラにとっての敵は?それぞれの部族にとっての敵は?そして、それは悪だったのか?とか、けっきょく敵だと思っていたのは、そうではなかったのかとか、色々考えた。それが、現実世界にも置き換えられるようで…。
キルモンガーが、悲しかった。運命が違えば、きっとティ・チャラと一緒にワカンダを治める人になっていただろうに。
最後に、美しい故郷を見れたのは救いかな。このキルモンガーのシーン、深い。

国連での演説の言葉と行動が素敵だった。その行動が全て上手くいくほどこの世は優しくないし、そんなことわかってるんだろうけど、やってのける行動力と前進する力が、みんなカッコよかった。

言いたい…
ワカンダ・フォーエバー‼︎

サントラも最高です🙆🏻‍♀️

🌳チャドウィック・ボーズマンの訃報には、絶句しました。
闘病中でありながら、あのスタイルを保ち、明るく優しく、本当の王のようでした。ティ・チャラは、彼以外に考えられないほどに。
彼のかっこよさ、人間的な素晴らしさ、忘れることはないと思います。
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