この作品は黒人の監督による黒人を主人公としたストーリー。
さらにキャストやスタッフも大半が黒人であり、世界中からアフリカ系のプロフェッショナルが集結して作られた作品。
人種同行ではなく、ディズニー・マーベルという白人派生文化の中で、これだけのアフリカを舞台とした民族的・土俗的な作品を作り上げたことが素晴しいと思う。
音楽・王国の文化・風景、どれもすごく研究されており、しっかりとカルチャーとして昇華されている。
そこに現代をきちんとクロスオーバーされている点は脱帽だった。
ストーリー自体は王道のストーリーで先読みできてしまうのだが、ワクワクドキドキできるMCU直系の展開。
ティ・チャラは王様なので、他のアヴェンジャーズたちとはやはり見ている視点が違ってくることも面白さの一つである。
エンディングも今回もまた良いものになっていた。
さすがマーベル!と痛感させられた。