ねぎおSTOPWAR

殺されたミンジュのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

殺されたミンジュ(2014年製作の映画)
3.6
ハラスメント疑惑・・裁判の敗訴からネガティブな状況に陥りましたが、韓国映画史に欠かせない功績を残した方。現代の映画スタイルから見るととても独特な作風であり、親が子供に見せたい作品の真反対に位置する映画と認識します。
「魚と寝る女」「悪い男」「弓」・・
で、「グエムル」ポンジュノに嫉妬した彼は・・笑
2012年「嘆きのピエタ」は映画祭にも結果を残し、その2年後の作品がこれでした。

キム・ギドク
脚本/監督/撮影/編集/製作

もうこれは彼の作品!笑

上記した初期の作品に比べるとエグさはおさまり、しかしカメラマンとしてかつ監督として観る眼のおぞましい感じはなんら変わることなく。(褒めてもいます!)

「キムギドクがマ・ドンソク起用するんだあ・・」と率直な感想。ww
化学反応を起こしてはいなかったと思います。
むしろすべてのメンバーにとっての忌々しい人間の象徴として8役か9役で登場することとなったキム・ヨンミンが良かったですねー。監督の持つ”毒”が彼に乗り移り、かつてない演技の引き出しがパカパカ開かれたようにお見受けします。

キム・ギドクさんはコロナに感染し死亡。
天国で映画撮り続けているんでしょう。頑張ってくださいね。行ったらしっかり見せていただきますので。

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