ざきを

ビジネス・ウォーズのざきをのレビュー・感想・評価

ビジネス・ウォーズ(2015年製作の映画)
3.6
確かにストーリーがご都合的だし、内容に関係ない下ネタの連続かもしれないけど、ヴィンスボーン演じる社長ダンの父親としての優しさと、社長としての情の深さは胸に優しくくるものがある。

破産の危機でも必死に契約を取ろうと頑張ろうとする姿をただ必死に描くのではなく、ところどころおマヌケに描いているのがちょっと違和感あるけど、やっぱり時には息抜きしなきゃね。完全無修正ってなんなんだと思ってたけど…まあ、完全無修正だったわ…

いじめについて話すシーンはなるほどなと。
今はSNSが普及し、いじめに休みはない。心に休みはない中でどういじめに立ち向かい、自分の居場所を見つけるか。ふざけている間に出てくる突然の深い悩み。
そしてダンの一言、「転校したからといってもそんなすぐに何か変わるわけない、一緒に立ち向かおう」。そう人生って簡単に好転するもんじゃないんだよね。色々試行錯誤して、失敗して挫折して、時には完膚なきまで叩き潰されて。でも再び立ち上がれた時に強くなれる。でも立ち上がるのは1人じゃできないから、誰か一緒に寄り添うこと。ダンのようなお父さんは鏡だと思います。

低評価が多いけど、私は割とこの作品好きですね!
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