イーサン・ホークのタイムトラベルもの。
鶏が先か卵が先か。
時空改変できるすんごい装置が出てくるけど、この映画で語られるのは歴史云々ではなくまさに一個人のお話。
とにかくイーサン・ホークの俺様映画。イーサンに始まりイーサンに終わる。観れば分かる。
こういうアイデア勝負で「あーなるほど」なSF、大好きです。
熱いアクションがあるわけではないけれど、しみじみと時空を巡る輪廻を描いていて面白かった。
ただ、「俺のことも分かる頃だろ」という劇中のイーサンの言どおり、中盤くらいでラストに薄々気付いちゃうのは少し悲しい。
ちょっと都合よく記憶喪失になってない？とか、気にしたら負けですね。
ラスト……最期の顔を見る限り、結局輪廻からは抜け出せていないのではないかなあ……。
