KAJI77

プリデスティネーションのKAJI77のレビュー・感想・評価

プリデスティネーション(2014年製作の映画)
3.3
時空へ逃げても追い詰める--

『ガタカ』『トレーニング・デイ』のイーサン・ホークが魅せる"運命"を巡るSF作品、『プレディスティネーション』(2014)を鑑賞しました…!!😎✨

【あらすじ】
時を駆けることで現実改変を行い正義を執行する"航時局"に勤めるエージェントの男は、1970年のNYのサブウェイで発生した「不完全な爆弾魔(フィズル・ボマー)」の爆弾を解体する任務に就いていた。しかし、彼はその遂行に失敗し、挙句顔に大火傷を負ってしまう。彼は奇跡的に一命を取りとめたが、彼が助かった一因にはその場に居合わせたとある男の存在があり、彼はその真相に辿りつこうと航時を繰り返すが---

個人的には件のノーラン監督最新作『テネット』の関連作品と呼べると思います…!どちらも時空をテーマとして扱う作品であり、それ故に割と難解なストーリーがとても印象的です。⌚

僕のレビューではネタバレを避けたいので核心には触れませんが、今作が描くのは所謂「タイム・パラドックス」という形而上学的な議題。これはSFの世界では度々取り上げられる人気ジャンルである訳ですが、映画の範囲で言うと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』🚕や『バタフライ・エフェクト』🦋、『アバウト・タイム』💓など名作揃いです…!

しかし、今作『プレディスティネーション』は話題作『テネット』然り、物語を魅せるというよりは寧ろタイム・パラドックスという現象それ自体を表現したいように思えます。つまり、非現実的な体験がしたい梶岡のようなオタク君には眼前の餌であるわけです…。🙃🙃

ただそもそもこの問題が矛盾を孕んでいることもあって、作中でもそれは目立つので、納得がいかないと気が済まないという方には少々鼻につくかもしれせん。思考を放棄してる僕的にはかなり面白かったです…!!()

『テネット』を観た人には是非追って見ていただきたい、そんな1作でした…!高評価です!🤩
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