きゃん

ガールズ・ステップのきゃんのレビュー・感想・評価

ガールズ・ステップ(2015年製作の映画)
3.3
根暗、ガリ勉、勘違い女、ヤンキー、誰にでも良い顔している女子…クラスの中で地味で浮いた存在「ジミーズ」たちがダンスの魅力に目覚め、紆余曲折を経ながらも高校生ダンス選手権を目指す話。青春と友情がいっぱいつまった作品。

ストーリーには期待してなかったけど、キラキラの青春映画が見たかったのと、予告で見たダンスシーンが気になったので観賞。良い意味で期待を裏切られました。ベタで王道の青春映画だけど、全力で何かに取り組むことって素晴らしい!

主人公のあずさのクラスのチア部に仲間外れにされるのが怖くてパシリにされても付いていく姿にはイライラさせられる。ダンス部の仲間たちはそれぞれ悩みを抱えながらも優しく、他人を思いやる気持ちを持っている。ダンスに本気で取り組むことで、自らを表現する楽しさを見出していき、変わっていく。
海辺でダンス部のメンバーが本音を叫び合うシーンはスカッとする。仲間って良いなと思わされる。

主役の石井杏奈ちゃんは冴えないあずさの役を上手く演じていた。そしてダンスシーンになった途端輝きを魅せる。さすが本職。他の子たちとダンスのキレが違った。GENERATIONSの曲で踊ってたけど、E-girlsの曲が良かったなと。笑

女子高生特有のクラスでの自分自身の立ち位置や友達との距離感の悩みを取り入れながら、何かに全力で一緒に取り組む仲間の素晴らしさ、大切さを思い出させてくれる。私も学生時代部活で切磋琢磨した仲間は今でも仲が良い。これからも大切にしていきたいと改めて強く思った。
女子高生にオススメしたい作品。
きゃん

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