新局長の鶴の一言で、教会の性的虐待についての記事を書くことになった記者一同。
初めは重い腰をあげてしぶしぶ調査していたが、
しだいに被害は記者たちの想定を越えていき…
派手な事件や展開はありません。
淡々と、地道に調べて事実を追っていくだけです。
それだけなのに、記者一人ひとりの心情が切実に伝わってきて熱い!濃い!
記者たちの抑えた演技に引き込まれます。
生活の一部ともいえる組織って日本ではなかなかピンとこないけど、幼稚園や学校、塾など、子供が通う場所すべてに関わっている問題と思うとゾッとします。
「(被害にあわなかった)俺達は運がよかっただけだ。」
そんな心境になるほど根深い。
そしてエンディング…あっさり書かれた文章の胸糞っぷりに言葉がでませんでした。