soncho

スポットライト 世紀のスクープのsonchoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます


ジャニーズがタイムリーに思い出される
幼い彼らにとっての"絶対的存在"がジャニーさんであって、今回は神の代弁者の神父であって。
教会と市民との関係性については、日本にいるとあまりわからないものなので、神父に気に入られる=神に認められるという考え方になるほどと思った。
そりゃ逆らえないよな…弱きを助けるべき人達がいたいけな子供達を弄んで、信仰を搾取するなんて許し難い

私たちの父親を見た時の衝撃と胸糞悪さを感じるエンディング
249人の神父が告発された、そしてこれを皮切りに全世界で神父の悪行が世に知られた
3ページにわたって羅列された地名の多さたるや…
神父の性的嗜好に関する研究もあるようで6%が犯罪を起こす可能性があるというのも寒気がした

トクダネvsより多くの善のために
仕事にかけると思いとその仕事が負う責務がぶつかってジャーナリズムかっこいいなと思ったり

"知っていたのに何もしなかった"
最近見てる映画3連続でこのテーマだ…
何か問いかけられてる気分

この作品がアカデミー賞をとったのも大きな意味があるよなぁ、
教会という組織に対して反旗を翻すも同じことだから審査員達も勇気がいったはず
映画の掲げるテーマに背中を押されたのかな
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