このレビューはネタバレを含みます
カトリック教徒が受けた衝撃は計り知れないが、教会という存在を身近に感じてなくてもその“胸くそ悪さ”は充分伝わる非常に真摯な作品。
問題の闇の深さももちろんだけど、終焉前、弁護士事務所の待合室にいる子どもたちに1番衝撃を受けた。
資料を探り関係者に会い取材をして記事にする、その過程を見てきたから過去の事件として受け止めてしまっていたけどあの時点では現在進行形で被害者が増え続けていたんだという事実がおそろしい。
新聞社の中に情報を隠蔽する教会の手の者がいるんだとばかり(そしてそれは部長?のベンだとばかり)思ってたんでその梯子を外されたことの衝撃も大きかった。あれ意図的じゃないの?紛らわしくない?