重厚という言葉がぴったり。
会話からの会話からの会話で、派手さはないが徐々に事件の真相に迫っていく過程はしっかりと観る者を惹きつけるものがあった。カットバックの多さや会話劇、特に音楽の使い方がかなり海外ドラマっぽかった。それぞれの記者のキャラクターを描く点では正解の演出だったと思う。そのおかげで記者の性格はかなり理解できた。反面、被害者たちの事件へのリアクションが少し一辺倒だったように感じた。「泣く」という行動以外に感情の高ぶりを伝える手段が他にもあったら事件をまた違う角度から見れてよかったと思う。
