Rosso

スポットライト 世紀のスクープのRossoのレビュー・感想・評価

3.1
実話であることがすべてよ。
ちょうど本日もオランダのカトリック教会が聖職者の性的暴行を65年間隠蔽していたニュースが出回りましたね、世界各地でワールドワイドでね、組織ぐるみで蔓延っているんですね。悲しいなあ。

被害者は身体だけでなく信仰をも否定され心も滅ぼされる。確かにな。
僕は一定の宗教を信仰していないのでちょっとハッとしましたなるほどな。

協会は何世紀も続いているんだ特別だ神に等しいんだ の言い分、反吐が出ますね〜〜〜
そして時効で罪に問われない聖職者のなんと多いこと。
暴いたことで組織改善が行われればまだ望みはあるが、肝心の協会サイドが及び腰なのが本当にな、腐ってるなと思います。

と、映画の感想よりはこの実話に対する見解を述べてしまいましたが、映画としては何だか肩透かしだったんですよ。

変にドラマチックにせず淡々に は決して悪くないし、むしろそうあるべきなんだろうけど、
協会サイドをほぼ描かないのが非常に違和感。
描けない事情でもあるんかなあ、常にマスコミサイドに焦点が当たっていてなんだかね。

冷静に うわ酷えなこれ とはなれるが、それこそ韓国胸糞実話みたいに内奥から沸々と湧き上がる怒りや胸糞さ を映画を通しては刺さってこなかった。

本件を題材にしたことが功績なんかな。
歳を重ねて色々知見を深めるにつれて、宗教や信仰に対してネガティブな価値観が積もりまくっています。

あ、レイチェル・マグアダムスさん出てましたね。
可もなく不可もなくでした、故に今までの殺意はあくまで役柄に対して ってことかな〜(余談)
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