あめ

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のあめのレビュー・感想・評価

4.0
ソフト発売を目前に、忘れていたレビューを。

1920年のニューヨークが舞台
魔法動物の調査と保護を目的にイギリスから、
ニュート・スキャマンダーがやってくる。

たまたま銀行で出会ったノーマジ(普通の人)ジェイコブ・コワルスキーと魔法動物達が入っているトランクを取り間違えた事によって、動物達が脱走。この事件をきっかけに知り合った魔女の姉妹と、ジェイコブとで魔法動物達の捕獲騒動が展開する。

外枠は、魔法動物達が可愛いし、1920年のノスタルジー溢れるアメリカの雰囲気がとてもお洒落で素敵だった。

けど軸としてあるのは、閉鎖的な魔法世界の話。

人間社会にとって魔法は異端で、受け入れ難いもの。
魔法世界を守る為、アメリカの魔法界トップは敢えて閉鎖的であろうとする。
そこに不平を感じ、変革を望むもの。 望む愛を得る為に暴走していくもの。

ハリーポッターでは描けなかった世界観。
各々の欲望や切望、願いが切なく交差して物語展開させていく。

物語としてはアッサリしているかも知れない。
でもこれは序章なので、ここから先展開されていくだろうストーリーを思うと、ワクワクする。
キャサリンとニュート、ジェイコブとクイニーの関係。切なくてそして愛らしい。

ニュートを演じた、エディ・レッドメイン、クリーデンスを演じたエズラ・ミラー。

この作品でこの二人のファンになった。
二人とも独特のなんとも言えない色気を感じるんだが、周囲に理解してもらえないのが哀しい。
あめ

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