ソフト発売を目前に、忘れていたレビューを。
1920年のニューヨークが舞台
魔法動物の調査と保護を目的にイギリスから、
ニュート・スキャマンダーがやってくる。
たまたま銀行で出会ったノーマジ(普通の人)ジェイコブ・コワルスキーと魔法動物達が入っているトランクを取り間違えた事によって、動物達が脱走。この事件をきっかけに知り合った魔女の姉妹と、ジェイコブとで魔法動物達の捕獲騒動が展開する。
外枠は、魔法動物達が可愛いし、1920年のノスタルジー溢れるアメリカの雰囲気がとてもお洒落で素敵だった。
けど軸としてあるのは、閉鎖的な魔法世界の話。
人間社会にとって魔法は異端で、受け入れ難いもの。
魔法世界を守る為、アメリカの魔法界トップは敢えて閉鎖的であろうとする。
そこに不平を感じ、変革を望むもの。 望む愛を得る為に暴走していくもの。
ハリーポッターでは描けなかった世界観。
各々の欲望や切望、願いが切なく交差して物語展開させていく。
物語としてはアッサリしているかも知れない。
でもこれは序章なので、ここから先展開されていくだろうストーリーを思うと、ワクワクする。
キャサリンとニュート、ジェイコブとクイニーの関係。切なくてそして愛らしい。
ニュートを演じた、エディ・レッドメイン、クリーデンスを演じたエズラ・ミラー。
この作品でこの二人のファンになった。
二人とも独特のなんとも言えない色気を感じるんだが、周囲に理解してもらえないのが哀しい。