竜平

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の竜平のレビュー・感想・評価

3.7
『ハリーポッター』シリーズの新章の幕開け。例えば『ロード・オブ・ザ・リング』で言うところの『ホビット』のように、前シリーズで描かれた時代の更に一昔前、という位置付けの内容。
かつて登場した魔法や人物名などが今作でも若干出てくるけど、諸々知らなかったとしても楽しめそうな気はする。前のも見ておくとより楽しめる、ぐらいの感じかな。今回は舞台が魔法学校でなく人間界だったり、ノーマジ(非魔法族)のおじさんがメインキャストにいたりで、少し現実味があるというか。ただ人物や世界状勢の説明があまりなく、キャラクターへの共感みたいなものは難しい印象。すげー厄介なことが起こっているのをこっちはただ傍観してる感じ。けどそれもノーマジである観客と魔法使いとの隔たりを見せる狙い、だったとしたら脱帽。いやたぶん違うけどね。不思議な動物たちがなんともキモ可愛い。変に気色わるいのとか出てこないからそこらへんは安心して見てられるかなと。
全体的には良くもわるくもまだ「序章」という感じ、主人公もまだ謎が多い。終盤、ある人物のまさかのカメオ出演がかなりサプライズ。あんたも出るんかいっ、的な。これからが楽しみってな作品。
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