【なぜハリポタは微妙なのか】
ポケモンでさえ術に欠点や相性があり、スタミナとかで連発できなかったりとかいうまともで現実的な設定がある。大半のファンタジー小説やアクション漫画ではそのお陰でバトルが面白くなるが、ハリポタの世界観では(あるかも知れないが)それがいまいち機能していない。魔法バトルでもただの痩せ我慢かパワーぶつけ合うだけ。ファンタジーやSFなどでもっとも重要で基本的な部分を無視して、夢(または悪夢)のような世界観だけを重視した雰囲気文学、雰囲気映画。だから人気と評価の乖離や賛否が分かれることがあるんだと思う。
ハリーポッター＝魔法＝ファンタジーなんて思われてるのはマズい事態だ。重厚なファンタジー世界を表現出来ている作品は無数にあるのに、ハリポタの所為で"ファンタジー"というジャンルが誤解されている。
魔法動物達は魅力ないけど、巨大おブスキュラスのビジュアルと戦闘は見応えある。欲を言うともっと科学vs魔法の頂上決戦が見たかったな。全編を通して魔法使い同士の合戦だったから。ジョニデ脱獄しそうだし次作もそんな感じになりそうやなあ。あの世界観でvs科学はご法度なんだろうか。
