manhemohankuyu

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のmanhemohankuyuのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んだことがなくハリーポッターシリーズも観たことがないのですが、この映画のシリーズは最初と続編観ています。
魔法使いの装いや立ち振舞いが常にエレガントで、それが本当に端役に至るまで統一されることで世界観を形作っていて素晴らしいと思います。かっこいいわぁって思います。
ただ世界観にこだわっている割にいろいろなルールがストーリー上あまり厳格に適用されていないように感じてしまいました。ここまでこだわっている映画で細かいことはいいんだよ的なストーリー展開だとちょっとなとわたしは感じてしまいます。
例えばグリンデルバルドは未来予知ができますが、それを撃ち破る作戦が......とか。キリンの儀式があるなら選挙活動の意味は?とか。血の誓いの効力って?とかです。
こういう事の理由付けにもう少しこだわってほしかったです。設定にめちゃくちゃこだわってる映画シリーズだと思っていたので。
あと異常に性格がいいジェイコブが請われて戦いに参加しますが、その異常な性格のよさこそが敵を撃ち破る鍵となるような展開を用意してほしかったです。
例えば損得を考えると絶対にAの道を選ぶに決まっているのに、彼はBが正義の行いとわかっているので即Bを選ぶとか。
そしてダンブルドアが『君なら絶対にBを選ぶと思っていた。君のお陰で勝てた。戦いに巻き込んですまない。』くらい言ってほしかったなと思います。
魔法が使えないド素人を戦いに巻き込むことをあまり気にしてない感じがするのですが、あのキャラ造形で気にしないわけないと思うのです。