この作品は、手ぶらで観に行っちゃダメですー!
まず、次のことを押さえておいてください。※間違いがあったら、すいません※
1.ハリウッド映画界は、ユダヤ教の人達が始めた産業であること。
2.当時、ハリウッドは、ユダヤ教徒がアメリカ最大の宗教であるキリスト教徒に向けた映画を作る構造だったということ。信仰よりも商売!ってことですね。
3.当時、アメリカ全体で共産党狩りが行われていて、もちろんハリウッドでも、いわゆる赤狩りが行われていたけど、口を割らなかったハリウッド10と言われているシナリオライター達がいること。
4.1950年代、ヘイズコードというハリウッドの自主規制があって、性的表現は元より、宗教関係者に内容や描き方の了承を取っていたこと。
と、まぁ上記のことは、何となく俺でも知っていた範囲です…が、これだけでは、全然知識が足りなかったです。
きっと、全然理解しきれていないんだろうなぁ〜ってのが自分で解る。なんか、寂しいね。
さて、その内容は1950年代のハリウッド。まさに黄金期。主人公は、ハリウッドの映画スタジオで起こる、様々なトラブルを解決する、いわゆるフィクサーです。
色んなトラブルが発生しまくり、それを四苦八苦しながら解決していく最中、自分にはヘッドハンティングの話が来ます…が、さて主人公はどうするか⁉︎
というお話ですが、コーエン兄弟なので、色々とちゃんとしているし、こだわりの見所満載です。
映画スタジオの話なので、当時の撮影現場が再現されていて、その撮影シーンだけでもすっごく楽しいよ。
ただ観るだけで、そこそこは楽しめます!が、話の根底に宗教感が盛り込まれております…。
主人公の生き方自体を、比喩としてキリストの生き方になぞらえているので、その辺り、俺はお手上げですので、観ていて??となるシーンがいくつかございました…。
うぅ…。宗教系を出されると、自分が作品の意図を正確に受け止められているか自信がなくなるので勘弁してほしい。
というのが本音ですが、1番最初に書いたとおり、ハリウッド映画の対象の根源はキリスト教徒なので、知らない方が悪いのかも…これまた、寂しいですな。
でも、トゥルー・グリッドは大好きだよー!