ユースケ

スーサイド・スクワッドのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

【バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生】でスーパーマンが死んじゃったので、悪には悪をと極悪人チーム・スーサイド・スクワッドを組織したら、メンバーのチートな魔女が暴走しちゃって、それを鎮圧するためにスーサイド・スクワッドが出動するというDCエクステンデッド・ユニバース第3弾である本作は、自分のまいた種を自分で刈り取る【アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン】と同じマッチポンプな一本。【ダイ・ハード/ラスト・デイ】と【ターミネーター:新起動/ジェニシス】のジェイ・コートニーがメンバーに居る時点で悪い予感はしていましたが、ここまでコケるとは思いませんでした。

ロサンゼルスの無法地帯サウス・セントラルで生まれ育ったデヴィッド・エアーにしか描けない、正義と悪の表裏や悪人の持つ愛情に焦点を当てたのはわかりますが、あまりにも頻繁にぶち込まれる極悪人たちの安っぽい苦労話にウンザリ。酒場で苦労話を垂れ流してメソメソ慰め合う極悪人をどんな目で見ればいいのでしょうか。

みどころは、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインのハンケツとカーラ・デルヴィーニュ演じるチートな魔女エンチャントレスの激しい腰振りくらい。
シーンに合わせた選曲もはっきり言って微妙。音楽ありきで映像を作り出した【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】を見習って欲しいものです。

普通の兵士の普通の武器で倒せる雑魚キャラを相手にする必要性があったのかとか、チートな魔女を相手に木製バットを持ったハンケツ娘が勝てた理由があったのかとか、文句は山程ありますが、私が敬愛する映画監督のケヴィン・スミスが絶賛しているという事なので、きっとみどころのある作品なのだと思います。

ちなみに、ケヴィン・スミスの娘の名前はハーレイ・クイン・スミスです。