dowaikiは家にいる

ピエロがお前を嘲笑うのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
4.0
〜言うならmind hackingじゃないのか〜

硬派の〜…ドイツの〜…ハック!ハック!(ハック!ハック!)

「侵入した」じゃねーよそんな魔法みたいな手口ねーよ(ネオとリズベットは除く)、とか、ちぎれたLANケーブル素手でつなぐって絶対無理だって、とか、リアルタイムでグラフィカルに接続元特定するなんてどんだけー、とか。映画におけるご都合ハッキングシーンにうんざりしているITインフラ管理者にこそおすすめ。ハッキング演出に違和感がない貴重なハッカー映画だった。

弱いのは人なんだよね〜最終的には人間なんだよね〜と納得。人を騙すからこそTechの話がシームレスにドラマになるんだな。地下鉄ダークウェブの描写、いわば単なる通信なんだけどビジュアル化によって人間がみえるし個性も見える。うまい。
終盤に何度も大きく転がる「見破れない」シナリオは上手すぎて急すぎてあんま記憶に残ってない…だけど主人公の金髪顔面がジョニデに見えたことは覚えてる。

それにしても、マインド◯ァックムービーとは酷い言葉だ。まったく言い射てないうえに下品。字ヅラも悪いし長いし。イくない!