スローターハウス154

ピエロがお前を嘲笑うのスローターハウス154のネタバレレビュー・内容・結末

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2017/5/18 DVD

「マインドファック・ムービー!」という煽りに乗せられ、「オウ、思いっきりファックしてくれよ!」とばかりに展開予想を放棄して缶酒片手に頭をスッカラカンにして観た。

...とは言いつつも、アノ映画のポスター観て、アッやっぱり?...という確信に至るくらいの予想はしてしまっていたが...(まあ、綺麗にヒッカケられたってこと)

ハッカー仲間と街で引っ掛けてきた女の子を前にしてカチンコチンになるベンヤミン(トム・シリング)とデブ男のDT感...
見兼ねた仲間のプレイボーイが飛ばしたパソコンオタならではのジョーク、「こいつら、Windows並に固まるんだ」ってのが良い。
そして酒とヤクでみんなでハイに......ここまではいいんだけど、トムシリングとイカついオッさん(仲間)とのキスシーン..という謎のサービスショット...ってそっち⁈女の子とじゃなくてそっち⁈このさりげない2秒のカットのインパクトね笑

うーんなんか思ってたよりファックされなかった。
確かにヒロインが華奢なトムシリングに比べてゴツイ。。というのも終始気になったという理由もあるけど(他の方のレビュー読まなかったらドイツと自分の美意識が合わないだけかな..と誤解するところでした、危ない危ない)、ラストの女性刑事様にどうも納得がいかなくて。。
ええ〜、わかってて野放しにしちゃうの??あのハッカー供全然反省してないじゃん。むしろ厨二拗らせちゃってさあ。。確かにアナタが彼らの逃亡を黙認することによってハッカーは撲滅されたってことになるしアナタも復職できるしみんなハッピーで丸く収まるんだろうけどさ、奴らまた事件起こすでしょうよ。そこは「グヌ〜騙された!待て〜いルパ〜ン‼︎(to be continued...)」みたいな銭形刑事よろしくの全てを投げ出すくらいの無鉄砲な正義感があっても良かったんじゃないの、っていうかアナタそういうタイプだと思ってたんだけどどーしちゃったの、もうメンドくさくなっちゃった?...と突っ込みどころ多めでイマイチ納得できず。

エンディング曲良かったなあ。厨二心をくすぐられるカッコよさだった。
ハリウッドがリメイクするんだって?やはり「なんか惜しいんだよな〜...」って思ったんでしょうかね。

まあなにはともあれ、トムシリングはやっぱ黒髪の方が似合ってるな!という至極どーでもいい意見を書き残して酔っ払いは寝るとします。