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いつだってやめられる 7人の危ない教授たちのbirichinaのレビュー・感想・評価

3.5
後続とあわせて3部作になっているので、本作だけを見た時は単なるコメディかと評価も中程度だったが、3話見て評価がグンと高まった。

大学で神経生物学の研究をしている主人公の研究費が月額500ユーロ。研究者の道を諦めて中華料理店でアルバイトをしている元同僚がウェイターになれた場合の給料が月額700ユーロ+チップ。これでは優秀な研究者が海外へ行ってしまう(Cervello in fuga:イタリアで顕著に見られた社会現象)のはしかたない。

主人公たちが忍び込むパーティー会場にカタカナで書かれていた「ソウスリャナンデモ キープ・イット・グリージー」とは、どういう意味か気になった。

イタリア映画の邦題は何とかしてくれ~と思うものが多いが、本作は◎(恋人に「合法ドラッグのビジネスなんてやめて」と言われて主人公が言うセリフ)。ただし、主人公たちは「教授 professore」ではないが。
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