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狙われた男のyaaaのレビュー・感想・評価

狙われた男(1956年製作の映画)
4.0
ガリガリなのに筋肉質の人みたいに、70分しかないのに「サスペンス」の見せ方がパンパンに詰まってる。それで十分なのに浜村純さんや殿山泰司さんなんかの写るだけで変な人の怪演、北林谷栄さんの老けメイクを通り越したゾンビメイクまでついてお得。
銀座の路地の商店街で起きる殺人事件。出所してきた青年が偏見から犯人と疑われ…みたいなよくある話ながら、どこにどんな店があるのかよくわかる構図の上手さと箱庭感、不気味なサイコパス、定番の犯人との対決等が才気ばしった描写の連続で飽きない。
これが監督一本目とは驚き。
ヒートアップしたヒッチコックみたいで凄すぎる。
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