yaaa

SHAME シェイムのyaaaのレビュー・感想・評価

SHAME シェイム(2011年製作の映画)
4.0
マイケル・ファスベンダーさんの
凄い表情コレクション。
役者であってもあんなとんでもない顔をカメラを前に出来るなんて感服しかない。
SEX依存症を描くにしてもSEX出来る相手がいるだけ幸せじゃないかとひがんでみるが、やっぱり強烈に痛々しい。エロい感じなんかちっぽもない。
動物としての「さが」がある種の恐怖も感じる。
そんな重い話だが、ニューヨークの成功者の設定が余計に空虚を煽るのだが、画面的にはアーバンでラグジュアリーな生活がなんかハメを外した異国での旅行感もある。
妹の歌を聴きにバーに行くシーンや間抜けなウエイトレスがちょくちょく水を指してくるレストランのシーンなんかは「都会やねー」のワクワク感ある。
モヤモヤを解消するため?の夜のニューヨークランニング横移動も何故か観てられる不思議。
何故そんな色狂いなのかが詳しく語られないソリッドな作りが色々余白を考えてしまって、逆に豊かな感触はなかなか無い。
yaaa

yaaa