渋い!渋すぎる‼︎
この映画、“いぶし銀”な傑作だと思います!
まず、オープニングからいい予感しかしなかった!
そのあとも、荒れた時代のニューヨークを重めのノワール調の映像と、クラシカルな落ち着いた演出で期待を裏切らない出来!
この映画に対して“地味でインパクトが無い”という意見をちらほら目にしたのですが、そんなことは全く無く、銃撃やカーチェイスなどの見せ場もあります!
恐らく上記にも書いた“クラシカルな落ち着いた演出”が全体を覆っているので、そう感じ取られたのではないかと。
ただ、そこがこの映画の醍醐味だと思うんですよね!
そして、何と言ってもオスカー・アイザック!
彼の演じるアベルが、不正や様々な思惑が渦巻くオイル業界で、滑稽にも思えるほどの青くさい信念と理想を持って窮地を脱しようともがく姿に痺れたし、何とも言えない最後のセリフが決まりまくってた!
妻役のジェシカ・チャステインを始めとする、その他のキャスト陣も好演を見せていてスゴく良かったです!
それにしても、スーツをビシッと着こなしたオスカー・アイザックは渋かったなあ。
ちょっと、気になったので何歳か調べてみたら、自分の1コ上ということが発覚!
何という差…
こちとらスーツを着て仕事をしたことも無ければ、いまだに大学生がちょっとコンビニに行くような格好で、その辺をウロウロしている始末!
本当にトホホです…
『ゴッド・ファーザー』のマイケルを引き合いに出されるのも納得の渋さでした!
とにかく最高だったのと、こういう映画をいいと思える自分が大人に、というかオッサンになたったな〜…と嬉しくなりました!
せんえつながら、オススメさせていただきます!