ゆのは

あんのゆのはのレビュー・感想・評価

あん(2015年製作の映画)
3.8
ゼミで観た作品で、
課題に書いた感想を
そのまま載せようと
思ったんだけど、
いきなり堅苦しい
文章になるのも変だから、
ちょっとずつ変えながら
省略しながら
感想書きましょうかね。

どら焼き屋の店長の千太郎、
母子家庭で育つ中学生のワカナ、
過去にハンセン病を患い
手が不自由な老女の徳江。

境遇は違えど生きづらい
世の中で生きる人々を
描いたヒューマンドラマ。

人生に意味を見出せずにいた
千太郎とワカナは徳江との
出会いをきっかけに
生きるうえで
最も大切なこと
に気づかされていく。

それは生きること
そのものである。
理不尽な社会で
全ての人が平等に
神様から運命を
与えられることはない。
たとえ、大きな成功を
望んだとしても、
実現できる人はほんのわずか。
個人の努力では
どうにもならないことだってある。

しかし、それでいい。
今ある人生を
自分らしく必死で生き、
小さな幸せに
気づけることほど
素晴らしいものはない。

一方で、徳江が生きた時代、
ハンセン病であることを
理由に社会で虐げられた
多くの人々と、
今の私たちの違いは、
それぞれが抱える問題の
大きさに違いがあっても
自由な選択肢が
残されていることだと思う。
与えられた選択肢
に感謝しながら、
何があっても
「生きている」
ただそれだけに誇りを持って、
人生を送りたい。
そう感じられる内容だった。

また、演出面では、
邦画らしい繊細さと
情緒的な描写が印象的。
特に、情緒的な描写では
この作品ならではの
自然や環境の描写が美しかった。
全てがまるで生きている
ように映し出された映像は、
視覚的にも聴覚的にも
魅せられる。そして、
それは徳江の言葉や想いと重なる。
また、静かで穏やかながら
心地良く観客に届く映像や音が
丁寧に起伏をつけた
ストーリーと見事にマッチしていた。

最後に、技術的な側面で
カメラワークは、
取り立てて変わったところは
なかったと思うが、
強いて言うなら
手持ちの移動撮影が
多かったかな。
あと、複数人を
同時に映すよりも
1人にフォーカスした撮影が
多かった気がする。

さて、
「本当に省略したのかよ」
と思ったそこのあなた。
すみません、
ほとんど省略してません。
てか、提出課題は
書き換えたので、
内容ほぼ変わらんけど
こっちの文章と
だいぶ変わってます…。
てか、いつ書いたのか
ほんと下手な文章やな。
まぁ良いわ、時間ないし
そのまま投稿しちゃうわ。
ゆのは

ゆのは