ぎー

バケモノの子のぎーのレビュー・感想・評価

バケモノの子(2015年製作の映画)
3.5
【細田守特集4作品目】
「九太と一緒に稽古してる時の顔だ。」
・細田守特集は一旦終わり。ちょっと寒そう、って完全に食わず嫌いだった。『未来のミライ』見て勝手に決めつけてた。全部心に響くとっても美しい映画だった。
・今さらだけど、絵がとっても綺麗。
・この映画は更に声優が豪華。宮崎あおい、染谷将太、役所広司、広瀬すず、等。役所広司と広瀬すずはすぐに分かっちゃったけど。
・ずーっと渋谷だった。すごい繊細に再現されてた。
・九太の成長が嬉しかった。独りじゃ強くなれない。楓や熊徹がいたから強くなれた。その事が納得感をもって伝わってきた。
・ただ九太が成長するだけじゃなくって、親代わりの熊徹と高あってるのがすごい良かった。あの不器用な感じが余計に心に響く。
・楓は広瀬すずだった。透明。
・猿の化け物と僧侶の化け物がお笑い担当。良い味出してた。
・宗師ってどの映画でもこんなヨーダみたいな感じになるよね。
・一郎彦がどうして闇をあんなに大きくしてしまったか、だけが納得感無かったかな。もちろん正直に生きれなかったってのはあるけど、猪王山達に愛されて成長したと思うんだけど。
・二郎丸がひたすら可愛かった。
・ゆるキャラのチコはズルい。ジブリの真似かな。

・熊徹と出会う前、九太は本当に孤独だったんだもんな。
・渋天街の風景や、化け物が神に転生する世界観とか、凄い魅力的。
・今思うと、よく熊徹は一目見て九太を弟子に取る決意したよね。こういうのはやっぱ運命なのか。
・2人の共同生活は素敵だったな。2人でひたすら鍛錬してるのとか、滅茶エモかった。
・父親との再会は見てるこっちもハラハラしたけど、良い父親でよかった。

⭐︎1番印象に残ってるシーンは、闘技会の場面。最も愛してる人と一緒なら、そりゃあ強い。熊徹の言う通り、胸の中に剣があるようなもんだもんね。

・熊徹が刺された瞬間は本当に悲しかった。
・終盤の一郎彦と九太の戦いが結構長くって、バトルものの印象が強くなっちゃったのは勿体無いと思う。
・助け合って生きていくことの大切さを教えてくれる素敵な映画だった。
ぎー

ぎー