「細田守監督の手がけるバケモノと人間の師弟の物語」
細田守監督の作品は好きでしたが、この作品は観れていなかったのでようやくの鑑賞。
「時をかける少女」「サマーウォーズ」さらに遡ると「デジタルモンスター僕らのウォーゲーム」などアニメーションの雰囲気はとても好みで、さらにはポスト宮崎駿としての期待もあり、楽しみではありました。
良かった点としては
・ディテールの細かくリアルなアニメション
・ベストキッドのような師弟関係もので、弟子としての九太の成長だけでなく、未熟な師匠としての熊徹の成長も描いている
・男心をくすぐるアクション要素
・キャラに合った俳優たちによる演技
などありました。
ただ前半は期待に応えてくれるようなワクワクはありましたが、後半にかけてちょっと色々な要素を詰め込み過ぎた感じがあり、失速感が否めませんでした。一郎彦のキャラクターなども好きだったのですが、もっと掘り下げて欲しかったです！
もっと2時間の映画でなく何話かのアニメーションなどであればより丁寧に描けたのかもしれないですね。
題材といい、細田守監督作品という事など期待が高まっていたので、その分「惜しい」という印象です。
ただ次作の「未来のミライ」は楽しみにしてます！
