観る価値はとてもある、後悔はしない。けれど、もう一度観たいとは思わない映画。それくらいに心に、静かに重く、ずっしりずっしり残る。
きっとそれは、自分や大切な人を信じる事の難しさ、信じる事ができなかった時に失うものの大きさ、はたまた信じた先にある虚しさ愚かさ、そんな映画の随所に散りばめられている登場人物のやり場のない感情に共感できてしまうからだと思う。
この映画問わず、人はきっと常に心の中にあるそんな感情と戦っているわけで、この映画がそれをえぐり出すもんだから、心にずっしりきて、観た後に何かを考えざるをえない気持ちになるのかなあなんて(私だけかもしれないけど！)
とにもかくにも、vikaという雑誌の宮崎あおいのインタビューにも書いてあったれけど、とても映画の後に「ショッピングをして帰ろう」などとは思えません。話題だからとかではなく、レビューを見た上で、ずっしりくる事を知った上で、それでも観たいと思った人だけが観たらよいのではないか！そんな映画
