私は好きにした、君らも好きにしろ
古代生物が大量に廃棄された放射性物質を食べたことで、呉爾羅(ゴジラ)は神の如く東京に現れ、人々に何をもたらすのか。
ゴジラの放射性物質は未知の新元素で出来ているらしい。
その物質は被曝すると危険だが、"水と空気"だけであらゆるエネルギーを生み出せるらしい…破滅と福音の両方を日本に運んできたと言える。
この状況で日本の政府がどう乗り越えて、どう向き合っていくのかが描かれる。
予測不可能なものに対応して日本らしい初動対応の遅さがまさにリアル!舐めてかかってるのもいい。内閣総辞職ビームが爽快だった。
ヤシオリ作戦で東京が広島長崎みたく焼け野原にならなくて良かったと思うが、結構ギリギリでした。子ゴジラが羽根伸ばして世界中に飛び回る前で良かった。
所詮、かの国の属国だから全然好きなように出来ない。
日本は"好きなこと"ができるような国になれるのか、災害や政治的な転換点で見たくなる怪獣映画でした。
矢口蘭堂「今、辞める訳にはいかない。まだまだやる事は山積みだからな」の台詞に希望を抱いてゴジラをバックに感想を終わります。