シン・ゴジラの鼻つまみ者のネタバレレビュー・内容・結末

再見

・ゴジラのデザインが異様で恐ろしくて大好き。丸っこく飛び出したような眼球が不気味で、動きの鈍重さが逆に「何かとんでもないものが迫ってくる」という恐怖感を増幅させている。

・放熱器官が紫色に発光し、口から炎を吐き出した後に紫色の熱線を放つゴジラ。東京の街を一瞬で壊滅させる熱線の破壊力と、その紫色の美しさが同居しているところが、観ていて鳥肌が立つほどかっこよかった。総理や政界の重鎮たちが乗ったヘリをしっかり撃墜してくれるのもめちゃくちゃ良い。

・ヤシオリ作戦がめちゃくちゃユニークで、電車に爆弾を詰めてゴジラの足にぶつけるっていう笑 ここにはシン・ゴジラならではのユーモアを感じた。

・物語全体が政府、国民、自衛隊、法律の群像劇として描かれている。政府関係者たちの演技が少々大袈裟でコメディ調になっていたのが好みではなかったけど、まるで災害対応かのようにゴジラに立ち向かう様子は緊迫感があり良かった。