けまろう

シン・ゴジラのけまろうのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

『シン・ゴジラ』鑑賞。ゴジラシリーズ・サブカル好きとしては、庵野のゴジラを観ないわけにはいかぬ!ということで、最高の環境を求めてIMAXにて鑑賞。期待値が高すぎたせいか、思ったより普通で拍子抜け。去年の『ジュラシック・ワールド』並の興奮を期待したのがよくなかったか。
ゴジラの世界観に徹底的なリアリティを追求した細かい設定の仕方は見事。テーマソングや放射能光線の音に昔の素材を使うなど、シリーズファンへの配慮ができているあたりは流石といったところか。しかし、個人的にはミニラ、ベビーゴジラ、リトルゴジラ、ゴジラジュニアといったかわいいゴジラ像に慣れていたせいもあってか、匍匐前進する両生類的な幼体ゴジラはグロテスクで衝撃的だった。
東京を火の海にするゴジラのシーンが一番高まったあたり、映画ファンとしてではなく、ゴジラシリーズファンとして鑑賞してしまったのかも。行政とか核問題に対するメッセージよりも、何より怪獣の対決が観たかったかもしれない。
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