「もう息子には会えないと思っていました 」
井上ひさしの遺志を名匠山田洋次監督が受け継ぎ、長崎を舞台に描く母と息子の愛情の物語。
1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる。
2人は浩二の恋人・町子の幸せを気にかけながら、たくさんの話をする。
その幸せな時間は永遠に続くと思われたが……。
もし自分が母より先に死ぬことがあったら私は母に何を伝えに戻るだろう?
いや、そんな残酷なことしないなぁ。
と言うか、3年も死んだ自分を探し続ける母なんて見てられない。